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かなーり前から作っていたこのデクー監視型ですが、天候に恵まれず塗装できず長いこと放置していたので、満を持して塗ることにしました。
こいつは初めからパール塗装でパッケージの様にテッカテカにしたかったので、湿度の少ない時に塗りたいと思っていたのでした。

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とりあえずパチ組み状態です。
何かこれだけで十分カッコイイですね。

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そんでもってヤスリでヒケや合わせ目の処理をして、サフを吹いて更に軽く磨いたのがこれです。
ここまでは凄い早さで出来たんですよね・・・
ここから放置を約二ヶ月、ホント今年の夏は何だったんでしょうね。まあそれは置いておくとして、湿度が下がれば後は基本色を吹いてパールをコートしてクリアーぶっかければ終わりです。

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本体の暗い青色は10年くらい前に買ったガンダムカラーの青に黒やら白やら青やらで適当に調整した物です。
どうせパールでコートすれば下地の色なんて殆ど見えないんで適当で良いです。

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これからLBXを作るにおいてパールを結構使うつもりなので、思い切ってCCパール [プライマリ6色セット]を購入しました。
初めはこれだけで暗い青色を再現しようと思ったのですが、明度を下げる物が無いのでその色を再現できないことに気付きました。

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仕方がないのでなぜかプライマリセットに入っていないMCブラックとPCディープブルーの二色を追懐で購入。
話はそれますがMCブラックは最高です、良い色が出ます、マジでオヌヌメ。

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PCディープブルーだけではどうしても青が勝ちすぎたので、MCブラックで明度を調整して少しくらい青にしました。
何とか思った通りの色が出来て安心です。
これはあれですね、塗料皿の上で出来た色と実際に吹く色とで結構違うので、テストピースを使ってしっかり試した方が良いです。

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何の参考にもならないかもしれませんが、この塗料を吹くと上のパールブルーになります。
あとエアブラシで吹く際は、こまめに混ぜたりうがいをした方が良いです。
今回は0.3mmの口径で吹きましたが、横着してうがいをしないでいると後半詰まったり、塗装面がちょっとざらついたりすることもありました。

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(大失敗の例)

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基本色その2。
本体の薄いグレーの部分は、サーフェイサーの上からパールを掛けます。
あらかじめつるつるに磨いているので敢えてこの上からニュートラルグレーを吹く必要はありません。
先の青色のように下地色は殆ど消えるのであんまり神経質になる必要はないかと。

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こちらはAGパールホワイトにMCブラックで若干グレー寄りにしたパールを吹き付けました。
なにげにこの調整が難しく、少し気を抜くとシルバーにしか見えなくなってしまうので、明確にグレーパールと分かるまで何度もMCブラックを入れては吹いてを繰り返しました。
この写真は勝手が掴めずちょっと厚塗りしてしまった例ですが、パールとそうはメタリックよりかは失敗しても目立ちにくいのが良いですね。
後はこの色を全身のグレー部分に塗っていきます。

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意外と面倒なことが多いLBXですが、最たる例はこれでしょう。
モナカで出来たライフルの表面処理がまず面倒、次いでマスキングが面倒。

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吹いてはマスクして・・・4回くらいやったんですが、塗った色がどれもこれも微妙に似ている色なので、そこまで派手に明暗が分かれずショックでした・・・

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面倒なことは続きます。
LBXは殆どが間接が塗装の出来ないポリ素で出来ています。そこで高性能なガイアマルチプライマーを下塗りし、その上からサフを吹いて関節色を乗せていきます。

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本体が明るいパールなので、目立つようにメタルブラックとフレームメタリックを7:3くらいの割合で混ぜます。

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塗った物がこちら。
思った通りの色が出ました。しかしプライマーを吹いたにもかかわらず、爪で擦ると削れてしまう程度の塗膜しかなかったので、この後クリアーでみっちりコートしました。
今回初めて関節を塗装したのですが、これから作るLBXは関節を塗装することはないでしょう。

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本体のマスキングは少なく、胸と背中のスリットとバイザーの耳の部分だけでした。
ここはしっかりマスキングしないと・・・漏れたら二度と同じ色に出来ないようなグレーで塗っている上、リタッチ用の塗料がない・・・

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あぁ神よ・・・
何とか上手くいきました。これだけ上手く決まると何か全能感を感じます。

今回でおおよそ出来上がったので、次回は細かいディティールアップや組み立て時の注意を書こうかと思います。