前回のお話。前回を見てね↓。
今回は残った部分を紹介します。まずぁ頭部から。
どことなくスパロボ臭のする面影がありますが多分気のせいです。
結構オリジナリティがあって私個人としましては結構好きな顔です。
耳が尖っていてパトレイバーみたいです。こういったデザインはホント好き。頭頂部のモヒカンもダン戦を思わせてとっても素晴らしい。
パーツ分割は本当に見事の一言。
デザインありきで分割したのか分割しやすいようにデザインされているのか分からないほど巧みな分割。
合わせ目も目立たないように処理されているし組みやすさも考慮されています。素晴らしいとしか言い様がない。金型の技術が普通に高いですね。
ボディはちょっと癖があります。
中央のユニットと左右の紫のユニットは独立しており、バックパックを組むことで全てが固定されると言った作りになっているのですが・・・
とにもかくにも合いが悪い。どんな力で押してもパーツに隙間が出来てしまいます。
もう(指もプラモも)壊れてもいいやと全力でやったんですが、それでなんとかはめることがでいました。
もうね、ダボの穴が太いとか細いとかそういった物じゃ無くて、設計段階で何かミスあったんと違うんかこれ?っつー位はまらないんですよ。
写真でも分かると思いますが向かって右側の紫のユニットと白いユニットの間に凄い隙間があります。
もうこれは無理。ダボを削ってもこんな状態なんで何が干渉しているのか全く分かりませんでした。
3ユニットをはめてバックパックで固定するだけで45分くらいは粘ってました。30mm二つは組めるくらいの時間だぞ・・・
肩の軸は引き出し式でそれなりに可動しますが、可動させると結構負荷が掛かっているな~と指で理解できるので、あまり動かさない方が良さそうです。ねじ切れそうな渋みです。
コクピットは開閉式。ただ中にはパイロットの姿は無くただの穴が開いているだけです。実に惜しい。
首のユニットにはど真ん中に合わせ目が来ますが、このキットで唯一目立つ所にある合わせ目となります。
肩はガンダム系には無い独特のデザインです。どことなく二枚貝っぽいです。
このキットの最たる深淵部。
指は親指と人差し指が独立して動きますが、中指から小指の3本はくっついていますので自分で切り離すことで全て独立可動に出来ます。
手の平には武器を保持する用のピンがあるのでしっかり持つことが出来ます。
肘は二重関節ですが90度から100度くらいまでしか曲がりません。ここら辺は昨今のガンプラに敗北します。
アームカバーは簡単に取り外しが可能。
ここまでだと大した問題も無いように思えるかもしれませんが、
最大の問題はここ。肩のブロックは肘関節のダボ穴に差す事で二の腕を保持するという少し変わった構造になっています。
この部分は無駄に肩ブロックのピンが長いのですが(2cmくらい)わりとすんなり入るので油断していました。
少しポーズを取ろうかと腕をロールさせたら見事にちぎれました。あーもうメチャクチャだよ。
仕方ないので無事な方の腕を救助しようと垂直方向に引き上げたところこちらもモゲました。慈悲は無し。
幸い肩ブロックには凸部分が有り二の腕の穴と干渉することで保持できるのですが、この部分は本当に何考えて作ってんだと言いたくなりました。
前に作ったFull Metal KAINARでもへし折っているのを完全に忘れてました。猿かな?
まぁ気を取り直して全身セッチャコ...
下半身もセッチャコ。良いぞ~何か凄いカッコ良いぞ~
こうしてみるとホント合わせ目の出ない素敵デザインだなぁと。
パーツの合いさえ良ければ組むことも容易いはずなのに・・・パーツ分割は本当に良いんですよ。後は精度の問題ですね。
殆ど目立ちませんが背中に合わせ目が出ます。
確認出来た合わせ目は背中と首位でしょうか。
最後にシールですが試しに目の部分を貼ってみたのですがクソ以下でした。
まずは粘着力がクソ以下ですぐに剥がれる。次いで目の形状に合ってない。最後にパーツに合わせて軽くこすると表面が削れてきて惨劇になる。
以上のことからマスキングテープの代わりくらいに思って塗装時の塗り分けの際に使用するくらいの気持ちでいれば良いと思います。
今回はパチ組みなので一週間くらいちまちまやっていれば完成しましたが、全塗装となると本当に大変なキットだと思います。
クリアランスの確保は諦めて素立ち限定にしましょう。表面処理も凄い疲れるので素組みで組みたいなら半年から1年くらい見ておいた方が良いかもしれません。私は10ヶ月以上掛かりました。
ただ何度も言いますがデザインは割と良いので見た目が気に入ったのなら買っておいて損はないと思います。このシリーズ欲しさに台湾に旅行に行こうか今考えているくらいです。
もう少ししたら完成品の写真をUPします。
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