PA020153

今回はコトブキヤのプラモ、HMM ダークホーンを制作しました。
このキットを作ったきっかけは単にパーツがデカくて塗り分けが楽そうだからパパッと作れるだろうなと思ったことだったんですが、蓋を開ければそんな事は無く延々と続くマスキング作業に時間を奪われて全然作業が進まず、まるで浦島太郎の様に恐ろしいまでに時間だけが飛んでいきました。
制作期間は毎日コツコツ進めて丁度一ヶ月、完成日は22年の9月25日です。

PA020117

背中に重武装を搭載した威圧感満点の姿が非常にカッコ良いです。
本体黒は半光沢、武装やメタリックは吹きっぱなしで仕上げています。

PA020119

メタリックな部分はかなりいろいろな色で塗り分けています。
武器類はメッキ感の強いフォーミュラークローム、大部分はガンクローム、細かい部分はチタンシルバーやチタンゴールド、スターブライトブラスやフレームメタリック等々・・・もはや自分でも何処に何を塗ったのか把握していません。

PA020120

本体黒は黒下地にフィニッシャーズのウェストブラックを塗装後ガイアの半光沢でコート。
濃いピンク部分はヴァーチャロンカラーのローズディープレッド・・・だと思ったんですけどメモに書かれてねぇ!まぁヴァーチャ色のなんかです。
ピンクの部分は本来はグリーンなんですが黒と緑の取り合わせがどうしても好きになれないのでこの配色になりました。

PA020121

しっぽの塗り分けたるや終わりの無いフルマラソンの如く。それにしても後ろか見る武装ゴテゴテ感良いですね。無性に男心をくすぐりますね。ガンプラでは得られない得体の知れない謎成分が補給できます。

PA020122

お、おしり。
後ろから見ると武器の連結方法がヤバいことが見て取れます。確実に可動部が武装の重さに耐えられ無さそうですが、強度に関して言えば普通に触る分には大丈夫そうでした。

PA020123

ウェストブラックは主張の弱いメタリックブラック的な塗料なんですが、艶あり以外でコートすると殆どメッキ感は分からなくなります。
その代わり普通のブラックをつや消しにするよりも良い感じに黒味が残るのでこの色にして見ました。

PA020124

本体も大概でしたが武装は武装で塗り分け多すぎて白目むいて痙攣しながらマスキングしました。
後半では逆に気持ち良くなってきてやる必要の無いケーブル部分までマスキングし始めてまた白目をむきました。

PA020125

基本的に私は素組みを丁寧にやっているつもりですが、今回ばかりは手が回りきらず無理でした。
頭の銃とか細かい武装はモナカなので合わせ目が出ますが、それらは全て見ないことにして完成させました。基本目立つヒケやツノの合わせ目以外は全放置で後は塗装で上手く誤魔化しています。

PA020126

それでも組んで塗ってやるだけでここまでカッコ良くなるのはやはり造形の良さによる物なんだと思います。
可動する箇所こそ多いのですが可動範囲が狭いのでそこまで大きなアクションはとれません。

PA020127

こうやって少し脚を上げるくらいが関の山です。
まぁ基本素立ちで飾ると思うのでここは全然問題無いです。

次は武装紹介。

PA020149

武装はガトリングを中心に一つにまとまっています。
これでも各部のジョイントが可動するので思っているよりかは可動範囲が広いです。

PA020150

これくらい自由度があるので本体があまり動かない分ここで表情を付けることが出来ます。

PA020128

こちらが武装全て連結してある状態です。
ダボ穴が結構大きかったので今のところポロリ等はありません。保持力も良好。

PA020129

対ゾイド3連装リニアキャノン。
こちらのパーツは合わせ目が出ないように上手く配慮されていて組み立てはしやすかったです。スリットや丸モールドが多いので塗り分けはしんどいです。
側面に付いている小さい銃のような物は高圧濃硫酸噴射砲と言って対人兵器らしいです。えげつない武装持ってますね。こちらはフォーミュラークロームで塗装。

PA020130

スリット部分や中央のメタリック部分はフレームメタリック1と2を、基部はタミヤのチタンシルバーを、後部の丸いダクトはガイアのガンメタルを使用しています。

PA020131

銃身は円形の黒シールを貼り付けています。

PA020132

ハイブリッドバルカン。このキットのハイライトと言ってもいい装備です。
こちらもいろいろなメタリックで塗り分けています。特に塗り分ける必要が無いと思われたバレル部分も今思うとマスキングして良かったと思います。

PA020133

給弾ベルト的な物は軟質素材です。

PA020134

バレル部分はソコソコ目立つパーティングラインがあるので消しといた方が見た目が良くなりますが、何せ長短合わせて12本もあるので表面処理だけでしんどいです。
先端部分のバレルは普通に組むと銃身が曲がってしまうのでかなり細かく位置調整をして接着してあります。

PA020135

80mm地対空2連装ビーム砲&地対地ミサイルポッド&収束ビーム砲。
2連装の方は銃身にメタリックグリーンのシールを貼った後UVクリアジェルでコートしてビームを撃ちそうな感じにデコレートしています。
ミサイルポッドの色は好みでピンクに塗っています。

PA020136

レドームやレーダーは目立つように明るい色を使用しています。

PA020137

収束ビーム砲はフォーミュラークロームとフレームメタリック ガンメタルにニュートラルグレー3等々無駄に色を使用しています。

PA020138

キットの説明書でも細かく色指定されていないので、色味のバランスが崩れない範囲でほぼ好き勝手に塗っています。
以上武装解説終わり。

PA020139

武装が無いと少しもの悲しい感じに。これはこれで結構可愛い感じです。
次は本体へ。

PA020140

全体的にケーブルが多いキットなのですが、ご覧のようにど真ん中にパーティングラインが入っており、さらに彫り直せないようなモールドが入っているのでパーティングラインの処理はしていない部分が多いです。ヘタに削ってやるとモールドの無いチューブになってしまうのでここの処理は難しいですね。

PA020141

足の甲のモールドにはフィニッシュシートのガンメタルを貼っています。

PA020142

脚の塗り分けは地味に多いです。
先にフレームメタリックで塗装後にマスキング→ウェストブラックで塗っています。

PA020143

尻尾の部分もマスキング地獄です。円形の部分は円形マスキングで処理。スリットは両端を円形マスキングを貼って細切りのマスキングテープで地道に処理しました。

PA020144

偵察用小型ビークルの両端にはAEZ20mmビームガンを搭載。
ここに人要る?ここに乗せられる人ってどんな気持ちなんですかね。

PA020145

後ろから見るとそれはもうメカの密度が濃くてカッコ良いですね。
ケーブルの赤なんかはオリジナルで追加しましたがかなり良く似合っていると思います。これも数が多くてマスキングが大変でしたが。

PA020146

おなか。
基本的に見ることの無い部分ですが一応しっかり作ってますよアピィール。
中央のブロックは取り外せてゾイドコアが見られるのですが、外すのに力がいて怖かったので外しませんでした。

PA020147

頭部。結構キリッとして凜々しいお顔です。
ただ一つ不満点があってハッチがピッタリ閉まらないんですよね。仮組みの段階で分かってはいたんですが、どこかを削って改善するような気がしなかったのでそのまま組んでいます。

PA020148

ハッチを開けるとさらにコクピットモジュールが入っています。
この状態だと開閉できませんが取り外し可能で中に人形を入れることが出来ます。

PA020152

最後にお気に入りの上からのバックで〆。

PA020151

以上、HMM ダークホーンでした。
何というか凄い密度のキットでした。極一部パーツの合いが悪いところがありましたが他には特に問題も無いので組みやすい部類のキットだと思います。
私がゾイドを組んだことが無いので制作には多少ストレスを感じる部分もあったのですが、ガンプラのMGを組める人なら問題無く組める程度の難易度なのでオススメしやすいキットでした。
ただ全塗装するとなるとパーツの量もさることながら大きさもあるので少し難易度が上がると思います。
後は気合いと根性と時間の問題なので手を動かしていけば必ず完成に繋がると思います。
ただ初HMMでダークホーンはオススメ出来ませんね。何か他のHMMを作ってステップアップした後で組むことを激しくオススメします。
しかしこれが実売6000円程度と考えるとかなりコスパの良いキットですね。これから少しずつHMMの積みも崩していこうと思います。

追記
スマホ漁ってたら塗装前の写真があったので上げときます。

IMG_20220829_223138

うん、色が少ねえ!



☆オススメリンク☆

朱羅 弓兵
P8220143


ウェアウルフ・スペクター
P3180878


アーキテクト・アイリス
DSC04108


三二式伍型丙 漸雷強襲装備型
P7310512


a65c807a-s