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今回はタミヤの1/12 オートバイシリーズよりKawasaki H2Rを制作しました。
今まで長らく模型を作ってきましたが、バイクを作ったことは無かったので完成させられるか少し不安でしたが、多少の癖はあったもののとても組みやすくて非常に楽しく制作できました。
タミヤ製なのでキット側はほぼ100点の出来ですが、私が慣れていない事もあって制作にはそれなりに時間が掛かってしまいました。
キットを開封したのは2017年頃ですが数年間寝かし続けてしまい、完成に至ったのは2021年の9月20日です。秘伝のタレかよ。
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まずは一部カウルなしの右側面から。
マフラーの焼けが凄く上手くいって気に入っていますが、実車がこのような色合いになるかは分かりません。
星形のホイールは筆塗りで対応しましたがソコソコ綺麗に塗れたと思います。
ディスクブレーキの穴はピンバイスで開孔。手を加えたのはこれくらいです。


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フレームの赤色は本来は緑色ですが好みで塗り替えました。

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フロントフォークはゴールドで塗装。指定色はシルバーなのでこれもオリジナルです。

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デュアルラムエアインテーク(正面のパーツ)から左側面のダクトもカーボン調に塗装しています。
エアインテークはカウル取り付け後は殆ど見えないのであまり丁寧に塗る必要は無かったです。

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左側面はダクトやチェーンなどが見えます。
ちなみに外そうと思えば後ろの方のカウルも外せて完全に装甲をパージした状態にも組めます。ただあまりバラすと組み付けが面倒だったのでこのような感じにしています。

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この角度カッコ(・∀・)イイ!!

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タイヤは鉄ヤスリや紙やすり、スポンジヤスリを駆使してパーティングラインを消しました。結構大変でしたが見栄えがグッと良くなるので必須作業ですね。
スタンドはプレミアムミラークロームで塗っています。

ここからは各部を少しアップで撮りました。

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初めに少し書きましたがホイールは筆塗りです。使用した塗料はタミヤエナメルのクロームシルバーです。
エナメルは塗りやすくてムラになりにくいのですが、塗膜が弱いため素手でべたべた触ると色落ちしてしまうので、塗装後はマスキングテープ等で触れないようにして保護しました。私は見事に作業中触りまくってしまって2回塗り直しています。
ホイール内側にはライン状のデカールを貼り付けますが、ここはそんなに難しくなくすんなり作業出来ました。

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リアカウルのインレットデカールは右側は写真のように上手くレイアウト出来ているので問題無く貼り付けられますが・・・

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左側のデカールはどう足掻いても下の長方形の部分がカウルからはみ出してしまい浮いてしまいます。
試行錯誤したのですがどうにも出来なかったので長方形の部分だけ切り出して少し中央よりにして張り直しました。

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それがこれです。
本当はninjaのインレタももう少しまっすぐ貼りたかったのですが、そういった事情で少し斜めになってしまいました。これは結構な罠でしたが難点はこれくらいです。0.5ポイントの減点くらいです。

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燃料タンク上部なんか組めば全く見えないのに無駄に塗り分けてしまいました。次作るならここら辺は省略して塗らないと思います。

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見て欲しいポイントかつ目玉でもあるパイプ類はクリアー塗料でグラデを掛けています。
グラデの感覚が狭くて上手く塗れなかったので数回塗り直していますが満足のいく出来になって良かったです。

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サスの部分はミラーフィニッシュを貼っています。
ミラーフィニッシュを貼ると一気に引き締まってカッコ良く見えます。
こういった所の長さを測るのにノギスが一本あると一発で必要な長さに切り出せるので非常に便利です。


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ダクトのカーボン塗装は形状が単純なので非常に楽でした。
塗装方法は黒サフ→ガンメタル→ストッキングでマスキングしつつ黒を塗装→クリアコートのような手順で塗っています。
気にならなければメタルブラック単色で塗っても良いかと思います。

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液晶ディスプレイメーターはデカールが粉砕してしまったのでそれらしく誤魔化しています。さらにメーターはレジンでクリア化を計ったのですが、デカールの上からレジンを流してしまったので無残な事になってしまいました。コレは次に活かせるので価値ある失敗だと思い無理やり素直に受け入れます。
その周辺のパーツもカーボン調に塗装しています。最高に疲れたのはグリップの塗り分けで、艶あり黒とつや消し黒、そして半光沢黒とシルバーとグレー等々小さいパーツにこれでもかと塗り分けがあるので一番時間が掛かりました。

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チェーンとギアはマスキングしてエアブラシで塗装。スタンドが差し込まれている名称不明のパーツはガンメタルを吹いた後にシルバーを筆で塗っています。

次はカウルを付けた完全体になります。

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今度は左側面から。
メッキ調のカウルが最高にカッコ良いです。
メッキに見えるパーツは艶あり黒の上からこすって銀sunを使用しています。写真ではシルバーに見えますが実際はもう1トーン暗い感じで、明るいガンメタルのような色合いになりますのでH2Rにとても良く合います。

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左斜め後方より。

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真後ろ。

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右斜め後方。

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右側面。

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右斜め前。

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正面。

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もはや隙の生じぬ格好良さ。

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フロントカウルは一番の見所なので、カーボン塗装を頑張りました。デカールを貼ったものには及びませんが、雰囲気はちゃんと出ていますし遠目で見る分には何の問題もありません。
風よけのガラスはデカールを使用せずスモークを吹いて仕上げています。リベット状のものは1mmのメタルパーツを貼り付けています。目が死にました。

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何の為に撮ったのか忘れてしまった。

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エンジン周りはディティールが多めで見ていて飽きません。
スゴイ几帳面に指示通り塗ったつもりですが組んでしまうと殆ど見えませんね。

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カウルを付けるとマフラーが見えにくくなってしまうのが残念。

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失敗してしまったメーター類もカウルを付ければそんなに目立ちません。
タンクは周りのものが写ってしまうほど艶やかなので、撮影用のミラーや反射板が写ってしまうほどテカテカです。

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以上、Kawasaki Ninja H2Rでした。
とにかくカッコ良いの一言に尽きる造形です。パーツ数は多くは無いので組みやすく、説明書通りにしていれば必ず完成出来ると実感できるほど精度が良く、作っているのが本当に楽しかったです。プラモデルを組んでいてこんなに楽しかったのは久しぶりでした。
ガンプラを普通に素組みできるスキルさえ有れば特に難しいところは無く、強いて上げるならストッキングを使用したカーボン調の塗装に苦労したくらいで、後は脳死状態でもこんな感じくらいまでなら組めてしまうと思います。
デカール等のディティールアップパーツも売っているので、腕に自信がある方は徹底的に作り込んでも面白そうですね。
今回はフレームとFフォークと銀sun以外はキット指定色で塗りましたが全てをオリジナル色で塗っても楽しそうです。
H2Rを見てカッコ良いとか作ってみたいと思った方は是非とも挑戦して欲しい素晴らしいキットでした。

元々バイクのプラモデルには興味があったのですが、コレを完成させたことによって何かが解放されてしまったので、これからはバイクモデルも隙あらば作っていくつもりです。というか今現在新しいものを制作中です。
とにかく長く寝かせていたものが完成して何よりでした。


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