
前回紹介したヘビーアームズにキツめのウェザリングを施しました。
基本的なことは前の記事に書いてありますのでそちらをどうぞ。↓

本編の前に少しだけウェザリングを施す事になった経緯を説明します。
素のままで完成させたHACを写真撮影しているときに、あまりにも股の付け根が緩くてポーズを取らせる度に外れてしまい、傷だらけになってしまったのでそれを隠すためにウェザリングで誤魔化した物がこの作品となります。
股関節の付け根のパーツは長すぎる足を保持するには強度が足りなさすぎるので、事前に軸を太くしたのですが、やはり動かしているとすぐに駄目になってしまうので注意が必要です。

撮影中簡単なポーズを付けたりするだけでもボロボロ足が外れまくりました。
傷一つ無く作り上げたのに撮影中だけでこれだけ傷つきました。
ちなみにこのキットはもう一つ予備があったのでそちらから関節を移植しようと思いましたが、そちらの方も同じくダメダメでしたので金型の問題かもしれません。

これは私の不注意ですが、ポーズを付けるたび給弾ベルトがふくらはぎに当たるようで、ご覧のように左足だけ汚れてしまいました。
そんなこともあったので追加でウェザリングを掛けて仕上げようと思ったのでしたが、綺麗に仕上げていた分ショックも大きく、1年以上寝かせて再仕上げした次第であります。
~ここからが本編~
完成から一年後、屈辱的な塗装剥げのショックから再塗装する気は起きず、陸戦型ガンダムを作るついでに仕上げたのでほぼ同じ塗料と方法で同時進行して製作しました。
もちろん件の股関節は完全に補強済みです!これで普通に飾って置く分には平気なはずです。




汚しを加えたことで劇中のような重厚感が出せたんじゃないかと。やり過ぎなのは分かっていますが今回はあえてそうしたので作業自体のストレスは少なかったです。

基本はウェザリングマスターのステインブラウンとマルチグレーを混ぜた物でフィルタリング、その後クレオスのジャーマングレーとブラックを混ぜた物で派手にチッピング、グレーやら青の部分はブライトシルバーで軽くチッピングを施し、最後にガイアエナメルカラー ウォッシング用カラーの埃を足下に、煤をランダムに吹き付けました。
フィルタリングでは陸戦制作時と違い、装甲の白色部分を意図的に残してムラを出すように拭きました。

一応可動部やエッジを中心に汚れをきつくするように心がけました。
本当は2色くらいでチッピングするともう少し表情がつきますが、グレーだけでも中々良い感じに見えます。

シルバーのチッピングはセンスを問われるのであまりやり過ぎないように心がけました。
どうしても目立つ色なのでやり過ぎるとその場所にしか目が行かなくなるので控えめな位で丁度良いはずです。

ビームガトリングはビームなのでステインブラウンでフィルタリングしてシルバーでチッピングした程度です。
本体に比べて綺麗なのでものすごく浮きますがビーム兵器のウェザリング方法が分からなかったのでこんな具合に落ち着きました。
無難に実弾設定にしておけばいい物を。( ゚д゚)、ペッ

足は脹ら脛内側のダクトを中心にやり過ぎなくらい煤汚れを加えてやりました。
ばらけた際にダクト上部に傷が付いたのでそれを隠すためにこんなに汚しました。まずこの場所から汚し始めましたので、この部分の汚れに合わせて全体を汚しています。

いつも失敗する足の埃汚れですが、今回は今までの経験から控えめに塗っています。
これはガイアエナメルカラー ウォッシング用カラーの埃をエアブラシで塗った物です。
何も調合していないのにかなり良い色に塗れますが、濃度調整が難しくエアブラシが詰まり気味になってしまい上手く吹けず何回かやり直しました。

フロントアーマーを始めランダムにエナメルの煤を吹いていますが、こちらの塗料も詰まりやすく吹き付けるのは中々大変でした。
もう少し濃度調整やエア圧をコントロール上手く出来るよう心がけたいです。

正面。
初めの綺麗な状態に比べるとかなり重みが増しました。
カメラ類は明るく塗ろうか考えましたが、全体のバランスを考慮して塗り直しませんでした。

ハッチを開いたときに違和感を感じないようにミサイル類にも軽くですがウェザリングをしています。


ミサイルは流石に傷つかないし錆びないだろうと思いチッピングは加えていません。
そのかわり煤をランダムに吹くだけでトーンが落ちるので全体に良く馴染みました。

股関節を強化したので股を軽く開くくらいならスタンドがいらなくなりました。
でも感覚的にはこのあたりが限界ですね、これ以上やると外れるぜと指越しに自己主張してきやがります。
ちょっとしたオマケ。

良く出来たので折角だから展示台の上に飾ろうと思いホビーショーで使っていた台座を使用してみると割と高級感が出ました。
100均のフォトフレームですが丈夫そうです。


MG一体で丁度良い感じですね。これで100円は安いです。
上半身はガッシリしているのでガトリングを保持していてもヘタレなぁい!
やっぱり強度って大切ですね。綺麗に作ったガンプラが脆くも崩れ去る所なんて見たくないですしね。
以上、長くなりましたがMG ガンダムヘビーアームズカスタムでした。
もう言いたいことは本文中で語ったので特にはないのですが、B社はテストショットしっかり組めよと言いたい。あとプレバン商法本気でやめろ。
作る際に手間が掛かるキットは今まで幾つかありましたが、作り終えてからここまで手が掛かるキットは後にも先にもこれだけでしょうね。
この機体は本当に大好きなので愛でここまでできましたが、愛が少ないキットでは多分ゴミ箱へポイか目をそらして永久封印でしたね。それくらいへこみました。
ちょっとネガティブな事も書きましたが、この失敗を経験したからこそ次へ活かせるので、これも良い経験になったとプラスに考えています。

まあ最後の最後に崩れ去ったんですがね。
( ゚д゚)、ペッ
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