
丁度去年の今頃に中華プラモの 超限猎兵 凯能(KAINR)というシリーズを知ったのですが、これが中々良いデザインでして、どこかで見たことある雰囲気を漂わせつつも日本には有りそうで無いデザインがツボにはまりまして、ネットを駆使して買い集めていました。

説明書を見た感じですが、早速CGとの配色の違いが気になりました。
この完成見本図とCGの表紙でアンクルアーマーの色が逆なんですよね・・・膝もグレーのところがCGでは緑だったり。
ランナーではこちらの写真と同じ色で成型されていたのでこちらが正しいのだと思いますが、こういったいい加減なところがまさに中華クオリティで逆に安心します。

プラモもさっくりと製作してみたのですが、まずはフレーム状態の出来の良さに驚きました。
装甲を被せていない状態だと恐ろしいくらい良く動き、フレーム同士連動して可動するところはMGと同等で、中華の底力を目の当たりにしました。
成型色も完成品見本にかなり近い感じで仕上がっているし、色抜けも説明書を見た限りでは武器のミサイルくらいだったので、無塗装派でも気負わず作る事が出来るのは非常に良い点だと思いました。
この巨体の割に細かいギミックがいくつもあり、そこら辺も個人的にはポイントが高かったです。
しかし日本の技術にはまだ今一歩届かず、長すぎたり細すぎたりするダボピンや、力が掛かる部分での軸の細さと長さがおかしかったり、合いがきつすぎたり緩すぎたりして上手くはまったりはまらなかったりと普通に作るだけでも中々やっかいな品物でした。
せっかくフレーム状態では良かった可動もアーマーを付けると半減してしまうあたりもう少し考慮の余地があり、別パーツに出来るであろうミサイル部分も一体成型されていたりと痒いところに手が届かない感じがマジで中華でした。
表面処理においてはあまりにも深く多すぎるヒケにパテをモリモリした所為でボチボチやって一年くらい掛かってしまいました。
ちょっと前にようやく完成にこぎ着けたのでもう少ししたらお披露目したいと思っています。
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