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模型を製作する上で塗装することは絶対条件ではありませんが、塗装するなら必要不可欠になる道具の一つが塗装ブースです。
筆塗りなら窓を開けるだけでもある程度換気が出来るので必要有りませんが、缶スプレーやエアブラシを使用するならこれがないと部屋の中がミストで大変なことになるばかりか、シンナー臭がいつまでも残ってしまい人の住めない環境になってしまいます。外で塗るという選択肢もありますが、夏の暑い日や冬の寒い日にわざわざ外に出てパーツを並べて塗るのも現実的ではありません。
ですのでこれから模型を本格的に始めたい方や、今塗装ブースを使用しないで塗っている方に強くオススメしたいのがこの「スプレーワーク ペインティングブースII(ツインファン)」です。
こちらはシングルファンのタイプもありますが、どうせ買うならツイン仕様を買った方が後悔が少ないと思います。換気力が多くて困ることは無くても、少なくて困ることは確実にあるので、後々無駄な出費を避けるためにもツインが良いです!強く激しくオススメします。
あらゆるブログで使用感や製品レビューはされているので、今回はツインファンのメンテと換気力を上げるための改造を主に紹介していきます。

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私の物はちょっと汚れててあまり参考にならないかもしれません。
先ほど吸引力は十分にあると書きましたが、私のようにそれなりにヘビーに使用しているとやはり定期メンテの頻度が多くなり、次第に吸引力は落ちていきます。最低でも二ヶ月に一回はバラして掃除しないと吹き返しがきつくなってきます。
週末だけのライト層の方も年に数回程度は必要になることですので少しは参考になるかと思います。

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まずはツインブースをバラして内部のフィルターを取り出します。
ものすっごい汚れていますのでこの汚れをはたき落として水洗いして乾かします。
かなり細かい埃が飛び散りますので、ご近所さんや洗濯物に注意して風が当たらない場所で作業しましょう。

タミヤ 塗装ブース 改造

本体内部は本来内側に仕切りが有りますが、吸引力を上げるため取っ払ってしまい、その代わり100円ショップのメッシュで適当に蓋を作って仕切りとして使用しています。本当は切り取る前の画像が欲しかったのですが、ブログで書くつもりが無かったので購入時の写真を撮っていませんでした。
内側の仕切りは切り飛ばすだけで結構吸引力が変わってくるのでこの部分の改造は外せません。
切り外したことによるデメリットは先ほどのフィルターが嵌らなくなるくらいなので、ここは何も気にせず取っちゃっても良いでしょう。

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次はシロッコファンを清掃していきます。
シロッコファンは後部に付いているのでそちらのネジも外してファンを外します。

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するとこんな具合にファンが見えるかと思いますが、この際も粉じんが大量にこぼれるので風のない所で作業した方が良いです。後マスクは必需品です。
この部分の汚れは見た目以上に大変で、ファンにも周りにも硬くこびりついている部分があるので、普通のブラシではなかなか落ちず苦労していました。
あと間違っても水洗いすることのないよう注意して下さい。

スプレーワーク ペインティングブースii ツインファン掃除

ブース掃除の中でこの部分の掃除が本当に面倒で嫌だったのですが、ある日趣味の自転車のチェーンを掃除するブラシを使ってみたところこれが驚くほど良く落ちて簡単に綺麗になるので、清掃の際は絶対に欠かせないアイテムになりました。
ブラシにコシが有り強く擦ってもヘタらず、ブラシ使用後の清掃も水洗いでおkなので本当に楽です。
ちなみにこのブラシはびっくりするほど安いし丈夫なのでオススメです(500円くらい)



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向かって左が未清掃で右が清掃済みの物です。
違いは歴然でこれで大分吸引力が戻るようになります。
シロッコファンを外してから清掃し終わるまでファン一つあたり15~20分くらいで出来ますが、2つあるので30分以上は時間を見ておいたほうがいいです。

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外側部分は水を掛けて先ほどの自転車ブラシで擦っておきます。
ここは正直吸引力とはあまり関係有りませんが、綺麗にするのに越したことはないので一緒に洗ってしまいましょう。

後は掃除したものを組んで行きますが、その前に少し小技を加えていきます。
これはレンジフィルターを取り付けるためのものなので必須ではないのですが、↓の写真を見て便利かな~と思ったらやってみてください。

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まずはフレームの内側四カ所に2cm程度のマグネットをマスキングテープで貼っておきます。
この写真だと少し分かりにくかったかもしれませんが下でもう少し詳しく説明します。
簡単ですがこれだけです。
後は普通に組み付けるだけで完成です。

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ひとまずこちらが一通り組み終わった物ですがどうでしょうか。
外側は汚いですが内部のフィルターなどが見違えるように綺麗になりました。

マグネットの件ですが、フード下部にマスキングテープが少し見えると思いますが、この部分とその上の部分にマグネットを貼り付けました。

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そこに100円ショップのレンジフードフィルター(マグネット付き)をブースの大きさに合わせて切った物を付属のマグネットで固定して使用します。
なぜこんなことをしたのかと言うと、フィルターを付けないと吸引力が強い故に内側のフィルターもすぐに詰まってしまい掃除の手間が増えますので、先ほど加えたマグネットを活かしたフィルターを付ければ、吸引力は多少落ちますが塗料のミストは前面のフィルターに多く吸われるので掃除の頻度を大幅に減らすことが出来ます。

でも吸引力が落ちるのは最高に嫌だな~と思う方は絶対にいると思いますので、私がやっている簡単かつ吸引力が爆上げになる方法を紹介します。
必要なのは塩ビ管と「
トイレ換気扇・中間形 VT-20」という換気扇です。


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写真の青いドラムのような物が「トイレ換気扇・中間形 VT-20」という物でこちらはアマゾンで3000程度で買えます。
この換気扇をペインティングブースに接続することで換気扇3台分のトリプルドライブブースが完成するわけです。

使用するのは65mmの塩ビ管のチーズとエルボー、後は5~6cmに切った真っ直ぐの塩ビ管を組み合わせて使います。(
ーズはT型でエルボーはL型になっているものです。
塩ビ管の加工はホムセンで管を買えば工具が無料で使用できるはずなので、ホムセンで適当にやってきました。自宅でやろうとすると大変だと思うので、ホムセンの店員さんに買う前に聞いてみてください。管を切るだけなら30秒で出来ますし精度は必要ないので気楽に切ってOKです。

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塩ビ管が揃ったらトイレ換気扇と組み込んでいきます。
赤丸の部分が真っ直ぐの管を組み込んだ部分です。チーズとエルボー部分のつなぎ目(写真向かって右)部分は5cmくらいの長さの塩ビ管を取り付けます。この部分はペインティングブースのシロッコファンの排出口に合わせられればOKです。
左側の赤丸は窓までの長さ分切ってくれればいいので何cmでも結構です。

トイレ換気扇と塩ビ管は若干径が合わないので、隙間テープとガムテープで径に合うようにぐるぐる巻きにして軸を太らせる加工をしています。



あとはこれらを本体のシロッコファンに取り付けます。本体側も軸の径が合わないので同じく軸を太らせておきましょう。

長くなりましたが二つのシロッコファンと一つのトイレ換気扇が合体した結果どうなるのでしょうか。
それではトランザムをバーストしてみましょう。

スプレーワーク ペインティングブースii ツインファン 改造

シロッコファン二つとトイレ換気扇の3つ全て起動させて何処まで吸うかティッシュでテストしました。
ティッシュを一枚二枚取り出して何処まで行けるか・・・上の写真だとただいま10枚取り出しましたがまだまだ行けます。ティッシュは一枚と言いつつ薄いのが二枚重なっているので実質20枚ですね。

タミヤ 塗装ブース 改造

まだまだ行けるんで追加10枚の計20枚でテスト。
やべぇよやべぇよ・・・まだまだ行けそうですがこれ以上やるとティッシュの置き場が無くなるんでここらで終了します。
普通の状態の時に試してなかったんで比較できないのが悔やまれますが、少なくともこれほど吸うことは無かったはずです。
ここまで強力になれば文句なく大成功です。改造は無駄じゃなかったんです。

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スイッチオフ~
バラバラとティッシュが落ちてきます。(どうしようこれ)
まぁ今の吸引力は前面にフィルターを貼っていない状態だったので、フィルターを貼ればこれよりかは多少吸引力は落ちるでしょうが、元々ファンが二つあり必要十分な性能に更にプラスしてやったのでこれで性能が物足りないという人はあまりいないでしょう。

以上でペインティングブースIIの改造は終了ですが、多分普通の塗装をやる範囲ではここまで強力な性能はいらないと思いますが、ウレタンなんかを吹くことがあるとノーマルの塗装ブースのままではチョット厳しいかなと思うことがあったので、今回は実験がてらこんな改造をやってみた次第です。
改造費用はテープ、パイプ、換気扇全部を合わせても5000円しない位だったので、もしブースの吸引力に不満があれば休日の暇つぶしがてら改造するのも良いと思います。