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今回はMGシナンジュを作りました。
MGの中でも大型の部類に入るキットなので製作はかなり大変でした。
しかも今回は光沢仕上げにしたので下地を作るのにものすごく時間が掛かりました。
この作品は2016年8~10月にかけて製作しました。


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通常のシナンジュをどこまでチタニウムフィニッシュに近づけられるかが今回のテーマでした。
なんてことはない色に見えるかもしれませんが、この色を出すのに32個のテストピースを作りました。
基本的にはキャンディ塗装ですが、このサイズを同じ色味で塗るのは死ぬほど神経を使いました。もう二度としません。
制作時はホントもう大変でしたが、こうして完成品を見るとそんな疲れも吹き飛びますね。

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基本的に外装は艶ありで、黒い部分のみ艶消しとなっています。

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バーニア内部は、ブラスパイプとICソケットピン、その他市販パーツでそれなりに弄っております。

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金の枠線部分は初めにゴールドを塗ってクリアーで厚めにコートした後、エナメルのフラットブラックを吹き付けて、乾燥後に綿棒でふき取る方法でやりました。
時間はかかりますが丁寧にやればそんなに難しいことではありません。
踵裏のシリンダーは良く目につくので、しっかりと塗り分けています。
腰のパイプは丁寧に表面処理をしたので艶有りに塗りたかったのですが、全体の色合いを兼ねて艶消しで仕上げて見ました。

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肩のトゲトゲはキットのものではなく「MSスパイク01」を使用しています。
そのままでは上手くはまらないので若干スパイクの基部を整形しています。
ちなみに全身にドライデカールを使用していますが、キット付属のものとMGユニコーンガンダムに付属のものを3枚使用(部品注文)しています。
それなりに貼ったつもりですが大型キットなのであまり目立ちませんね。

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付属のバズーカは全部メタリック色で塗っていますが、各部で艶の具合を分けています。

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バズーカの弾頭もしっかり塗り分けました。思っていたよりも簡単にマスキングできました。

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この写真のほうが艶が分かりやすいかと思います。
センサーは設定では緑ですが、好みでクリアブルーにしました。

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このバズーカは伸縮機能がありますが、塗装してからやるとほぼ確実に持っていかれるでしょう。
私も軽く調整しましたが、このあたりが塗膜を傷つけない限界ラインです。(剥がれさえ気にしなければもう少し短くなります)

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バズーカを持たせてみましたが手の保持力が今一つなので、あまり派手なポーズはつけられません。少なくとも私のものは。

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恐らくこのキット最大の難関であるシールドです。
これも下地の黒の上からゴールドを塗り、クリアーをかけてエナメルを吹き付けてふき取っています。
遠目から見るとそんなに悪い出来ではありませんが・・・

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近くで見るとご覧の有様だよ!
あんまり几帳面にやるよりかどこかで妥協点を見つけたほうがいいと思います。
つまらない、もしくはやりたくないと感じた頃が止め時です。

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裏面は一応3色使って塗り分けていますが、写真では全く分かりませんね。もう少し明暗をハッキリさせるべきでした。

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ライフルです。
こちらもメタリックを基調に数色使って塗り分けています。

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関節がしっかりしているのでポーズ自体は決めやすいかと思います。
ただ結構重いのでアクションベースごと倒れることが何度かありました。あまりブンドドするキットでは無いですね。

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阿保みたいな長さの斧です。
連結状態でビームを展開するとPG並のサイズになります。

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武器に保持用のピンがないのでこんなポーズが限界でしょうか。

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シールドにセットしてビームを展開した状態です。
この大きさになると、私の撮影ブースでは撮り切れませんでしたので、武器のみ上げておきます。

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やはり無難にライフルがいいですね。

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ちなみに後ろの白いタンクはパールホワイトで塗っています。

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少しはパールっぽく見えるでしょうか。

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フレームも一応全部塗っていますが、装甲をかぶせると殆ど見えなくなります。
二の腕のポッチはメタルボールを使用しています。

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各所のデカールは前述した通りMGユニコーンから多く使用しています。
私自身デカールを貼ること自体好きなのですが、デカールまみれの作品があまり好きではないのでかなり控えめに貼っています。まぁデカールまみれの作品も作ってはいるんですが。

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シールドは肩の装甲に引っかける方式か前腕の挟み込むか選べますが、全塗装して挟み込みを選ぶ人はまずいないでしょう。
引っかけるほうだと構造上の都合であまり角度がつけられません。
結局素立ちが一番カッコいいという結論に行き着きます。

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以上、長くなりましたがMGシナンジュでした。
パーツ数は多いのにサクサク組みあがって製作自体とても楽しかったです。
全塗装しようとすると外装パーツの多さ、クリアランスの処理、紋章の塗り分けなどなど結構手がかかるキットです。
反面全塗装で完成させると迫力が増してとても存在感が出ます。 
とても素晴らしいキットなので私のようにマッハで作らずに、じっくりと向き合って楽しみながら作ることをお勧めします。

あと注意点が二つあります。
まずは腰の部分ですが、一度ハメると外す時に確実に根元が折れます。
私は慎重にやったにもかかわらずポッキリ逝ったのでパーツ請求しました。この部分は仮組みしない方が良いです。 
二つ目はモノアイなのですが、フレーム状態で光を反射するように作っても、装甲を取り付けると全く光が入らず見えなくなります。
ですのでモノアイは白多めのグリーンで塗れば少しはマシになるかと思います。
これから製作される方は参考にしてみてください。 




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