フィルタリキッドでフィルタリングを掛けて、つや消しクリアーを吹いておいたものを、今回はもう少し汚していこうと思います。
この段階で完成でも全然OKなくらい違和感なく汚せて、思ったよりも大満足な結果になりましたので、これで完成でも良いと思う人は無駄に手を加えなくても良いかもしれません。
今回はこの状態からもう少し汚すため、チッピングっぽい事をやっていこうと思います。要は塗装が剥げたり擦れている状態にする感じです。
用意する物は安い筆(細め)とラッカーのジャーマングレイ、あとはシルバーでもあれば十分です。
1回目のリンクと2回目のリンクは文字クリックでどうぞ。
100均のちゃちなものでもセット売りしている安い筆でも良いので先が細めの筆を用意します。
先端を切り落として短くします。
これに少しだけ希釈したジャーマングレーを筆に付け、ティッシュで9割くらい塗料を落とします。
このときにティッシュを引いてポンポンたたきつけるように押すと、塗料の付き具合が分かりやすいと思います。
まずは駄目な例から紹介します。
先ほど用意した筆をプラモ表面にポンポン叩いていくのですが、無造作に叩きすぎると違和感が出たり、リアリティの無いものになってしまいます。
コンテナの下の扉は全面に均等にポンポン塗料を付けたのでただ汚いだけな感じになってしまいました。
上の面は回数を少なくした物ですが、これを見るとやり過ぎるよりはやらなさすぎる位の方が上手く見えます。
今度のダメな例はエッジ部分です。
向かって右側の面は均等に汚れが付きすぎており何の汚れか、どうやって付いたのかまるで分かりません。
反対側はエッジを中心に適度にポンポンしたものです。
やはり無計画に塗った面よりは違和感なく仕上がっていると思います。
基本的にこの様な感じで全体を汚していきます。
関節やボディの白以外の部分にはシルバーで汚していきます。
シルバーはかなり目を引くのでグレーよりも更に控えめなくらいで丁度良いです。
これも基本はエッジを中心にシルバーを置いていきます。
ジャーマングレーを置いた方はこんな感じに仕上げました。
ツインアイはキットのシールを切り出して使用しました。
残念ながら角の先端がちょっと折れてしまったので、このままダメージモデルとして仕上げます。
盾のナンバーはデカールで再現可能ですが、今回は余白を残すとどれくらい目立つのか試したかったのでやってみました。
0の方は完全に余白を切り落とし、8の方は上下左右1mmずつ余白を残しておいて、その後フィルタリングを掛けました。
デカール自体に厚みがあるのでどうやっても段差が目立ってしまい、嫌でもそこに目が行ってしまいます。これではせっかく手を加えても台無しになってしまうので、当たり前のことですが多少面倒でもデカールは切って使った方が良いと言う結論になりました。
大分簡単に説明しましたが本当に難しい事は何一つやっていないので、キットを買うついでにもう一つキットを買う位のお金で丸2日は余計に楽しめると思うので、フィルタリキッドと汚し用の塗料と筆を買ってきて挑戦しても面白いかと思います。
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