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今回はLBX シーサーペントを製作しました。
本当はジェネラルを作りたかったんですが、マスキング地獄になるのは明白だったので、まだ多少は作りやすそうなシーサーペントに逃避したんですが、作ってみたら想像以上に素晴らしい出来でして気づいたらあちこち改造して仕上げていました。
この作品はかなり頭を捻って頑張って製作したので一ヶ月くらい掛かってしまいましたが、最初から最後までとても楽しく作ることが出来ました。
自分で言うのもなんですが今まで作ったLBXの中で一番上手に出来たと思います。というかミスが少なかったというか・・・
完成日は2018年12月31日です。年末の最後まで手を加えて年を越しました!

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今回初めてフィニッシャーズのソリッドカラーを使用しましたが、これがまぁビックリするほど綺麗に艶が出て作業がモリモリ進んで本当に助かりました。フィニッシャーズはカーモデル用の塗料らしく艶が出やすいように調整してあるようで、LBXを艶有りで塗りまくる私にはピッタリの塗料でした。とにかく表面が滑らかで後の塗料が綺麗に乗りまくる!
本当はフィニッシャーズの塗料の素晴らしさを書き続けたいのですがそれはまた別の機会にでも。
まず使用した塗料です↓
下地は全てフィニッシャーズのファンデーションブルーです。
ガイアノーツはGでクレオスはC フィニッシャーズはFで表記します。
・薄い青:下地+G プレミアムガラスパール
・濃い青:下地+F ブルーパープル+C GXメタルダークブルー
・黄色:エルドランゴールド
・腹部等:G ガンメタル
・首と腰のダクト:G フレームメタリック2
光沢のクリアーはマルチトップクリアーSHを使用しました。

とりあえず改修した場所からどうぞ。


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首のダクトはUバーニアフラット・角の一番小さい物を使用しました。
1セットに4個しか入っていないので予備を含めて3セットほど注文しましたが、案の定何個か無くなったので多めに持っておくと安心できます。

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腰のダクトはU・バーニア フラット 長方形の一番小さい物を使用。
そのままだと空洞ですので裏側からフィニッシュシート黒を貼っています。

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リアアーマーの左右二つのモールドの赤色は、ハセガワのフィニッシュシート赤を使用しています。こちらはマスキングテープで内側の型を書き、それを切り出した物をシートに貼って切り出しました。
塗装で再現するにはちと面倒なのでフィニッシュシートを活用すると楽で綺麗に仕上がります。

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胸のバルカンっぽいのはHIQパーツのEZガンマズルショート1.0mmを無塗装で取り付けています。

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肩のバルカンっぽいのもHIQパーツのEZガンマズルショート2.0mmを取り付けています。こちらは内側のみエナメルのブラックで塗っています。
肩アーマー下部のオレンジの丸い部分はキットでは窪んでいるだけなので一度穴を開けてやり、2.0mmのプラ棒の先端部分をライターで熱して丸くしたものを3-40個くらい作り、形や大きさが良いものを見繕って塗装後取り付けています。
ライターで炙ると表面に微細な亀裂が走りますがサフと塗料の厚吹きでゴリ押せます。ただ乾くのに時間が掛かるので1週間ほど乾燥させて取り付けました。
この部分の色は何を使ったのか忘れましたが、たぶんガイアのパールビビットオレンジを使用したと思います。

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膝のモールドも肩アーマーと同様です。
地味ですが良い仕事をしてくれます。

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くるぶしはハイキューパーツのGLEPのマルイチモールドを使用しました。

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足はど真ん中に合わせ目が出てしまうのでNEW U・バーニア(角) Sを貼り付けています。

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頭部側面の赤い部分は赤色フィニッシュを目分量で切り出したものですが神が降りてきて奇跡的に一発で切り出せました。
頭部のツノとアンテナも軽く尖らせています。

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背中のバルブのようなものは水色部分を塗った後マスキングをし、ガンメタルを吹いた後に溝の部分をエナメル赤で筆塗りしています。

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肩のヒレ部分は設定ではフラップが付いているのですが、キットではスジボリもなくシールで再現するしかないので、シールをゲージに使用してスジボリを施しています。
あとこの作品は色味を目立たせたかったのでスミイレはあえてどこにも入れていません。

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今回最も頑張った工作の一つのスクリュー部分の工作。
まずスクリューを切り離し整形→エッチングメッシュを円形に切り出して貼り付け→0.5mmの半田をメッシュの形状に合うように切り出し&貼り付け→スクリュー底部に2mm厚の円形モールドを貼って立体感を出しました。
ちなスクリューの配色は黒サフ→HGブロンズを吹きマスキング→真ん中を(C)9番シルバーで塗装→基部はエナメルメタリックグレイで筆塗りしました。これを6個もやったんで非常に時間が掛かり疲れました。

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ふくらはぎの方はTHREE SHEEPS DESIGN エッチング製のメタルメッシュ円を取り付けました。
こちらもフィン底部には2mm厚のモールドを貼って立体感を出しました。

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脹ら脛のスクリューユニットは合わせ目消しが面倒だったので青い部分を切り離して成型後に真ん中に円形モールドを挟んで接着しました。

お次は武器のマリンランチャーです。

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ランチャーの排出口っぽいところはキットではただの窪みだったので、凹モールドを入れてフィン状のエッチングパーツとメタルマイナスモールドでデコレートしました。

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カートリッジに当たる部分ですがこちらも凹モールドにメタルパーツを塗装して貼り付けてみました。

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発射口にはHIQパーツのアーティフィシャルホールを貼っていますがあまり分からないかも。
後は適当にポーズを取らせてみました。

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パッケージ風に。
肩と武器の形状が合ってなくて持ちにくいことこの上ないです。

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逆手で持つとカッコ良いですし取り回ししやすくなります。
むしろ形状的にはこれが正解の持ち方なのではと思います。

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余談ですが曲面主体のシーサーペントですが、唯一太ももだけ角ばったデザインで綺麗な艶が出しにくかったので、その部分だけ研ぎ出しして仕上げました。

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以上、LBX シーサーペントでした。
今回は珍しく色々手を加えたので大変でしたが、完成すると大変だった分達成感が感じられて満足しています。
塗装に関してはフィニッシャーズ最強と言うことを強く言いたいのですが、今回ようやくウレタンクリアーのマルチトップクリアーSHを上手に使えるようになったのでこれからも使っていきたいと思いました。
このキットは本当に素晴らしかったのですが、具体的に素晴らしいところを上げるとこんな感じです。
・複雑な塗りわけが少ない。(LBXにしては)
・パーツ分割が見事で合わせ目が少ない。(無いことは無い)
・関節が後期のものなので可動範囲と強度が向上していて遊びやすい。
・手を加えられる場所が多いがいずれも簡単に加工できる。
・デザインそのものがカッコイイ!
いい所を言い出したらキリがないのでこのくらいにしますが、ホントLBXにしては破格の組みやすさでした。
ここまで再販が掛かるか分かりませんが、再販したら是非とも手にとって遊んでみて欲しいキットでした。

再販は今現在何の告知も無いんですがまさかここで終わりな訳無いですよね?まだHF出し切っていないし何なら新作出しても良いんでこんなとこで止まるんじゃねぇぞ・・・


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