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今回はフルメタルパニックIVより、黒いボディに紅い眼が中二心をくすぐる素晴らしいデザインのM9Dファルケを製作しました。
製作に関してはいつもより丁寧に表面処理や塗装を行い、全身少しずつプラチップやメタルパーツ、それと虫ピンなどを使用して完成度アップを目指しました。
配色はキット指定の濃いグレーと紫にするか、それともイメージ優先の黒基調にするかかなり悩んだのですが、どちらもしっくりこなかったので調色しまくった微メタリック黒を使用しました。デカールは白を使わず金色の物を使用したので目立ちすぎないように気をつけて貼りました。
完成日は2019年11月19日です。

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まずはぐるりと一周。
使用した塗料はExブラック+Exホワイト+プリビアスブルー+パール白虹を好みで混ぜたものをメインに使用し、その色をホワイトで割ったものを薄いグレー部分に使用しましたが、微調整に数滴程度色の源やクリアカラーを使用しているのでおそらく二度と同じ色は作れないと思います。
黒の中にほんのり青みとメタリック感が出て自分の想定より良い色が作れましたが、写真だとあんまり分からないですね。
当初は普通の黒やグレーを塗ったのですが、それだとせっかくのディティールが目立たなかったので、かなり迷走した末にメタリックを使った采配は我ながら天才的だと思いました。

コート材はExクリアーを8に対しスーパースムースクリアつや消しを2程度で割った微半光沢を使用しました。これも結構試行錯誤したので実際のところはよく分かりません。好みの光沢感が出るまでにかなりのクリアーを無駄にしてしまいました。

今回は弄った箇所が多いので紹介していきます。


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まずは頭部。
バルカンをEZガンマズル ショート S1.0mmに置換。このパーツは塗装せずそのまま使用しました。
チンガードはバルカン部分の根元からカッターで切り離して後ハメ加工をしました。黄色い部分はマスキングで仕上げました。なお一度失敗してパーツ請求しました。
胸正面は穴を開けて虫ピンを塗装後に取り付け、側面はメタルパーツのマイナスモールド1.2mmを使用しました。今回使用したメタルパーツは全てプライマー塗布後ガンメタルをサッと塗って少し大人しめな質感に仕上げました。

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二の腕をはじめ各所のライン状のモールドはエナメルのライトガンメタルで塗装しています。
腕の関節部上段はフレームメタリックで塗装し、下段はフィニッシュシートガンメタルを貼って色味の違いを出しています。

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股間中央もガンメタルフィニッシュを貼っています。写真ではかなり光を反射していますが、実際はかなりシックな艶で上品に仕上がります。

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肩アーマー中央部にも同じく貼っています。
肩のオレンジの部分はあらかじめ筆で軽く塗っておきマスキングしてエアブラシで仕上げています。ここは塗料が入りづらいので事前の筆塗りは必須と言えます。

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脚正面はなんか寂しかったんで2.5mmの穴を開けメタルマイナスモールドでデコりました。

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腕と脚の関節ブロックはゲート跡が目立ったため正面は塗っていますが、側面はあえて塗装していないのでガシガシ動かしても塗装がハゲないようになっています。
これは最近ハマっているやり方ですが、いちいちクリアランスの確保をしなくてもいいので大幅に作業時間が節約できるのでオススメです。

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一番頑張ったリアアーマーは虫ピンでデコレイト。
腿裏はプラチップを貼っています。全く目立ちませんけど。

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腿正面も同様ですがこちらは赤く塗った虫ピンを使用しました。

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背中のハードポイントは以前M9を作ったときと比べ格段に上手に作れるようになりました。
3mmプラ棒に3mmのマルイチモールドを貼ったものを入れただけですが結構格好良くなります。

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腰のハードポイントは右側のみ同様の処理をしました。
左側は武器を付けるのでそのままにしてあります。ちなみに接着はしておらず底部に穴を開けているのでマルイチモールドは取り外し可能です。

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このキットというかIVシリーズ最大の欠陥の腰ブロックは肉抜きが酷いので、WAVEのZ・バーニアのものを少し加工して取り付けました。
意外と目立つ部分なんで軽く手を加えておくと完成度が上がると思います。

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欠陥その2!
IVシリーズの手首はガンプラのようにポリキャップで保持されるのではなく、プラの渋みで保持するので塗装後に嵌めると割れます。(割りました)
その後の神フォローで破損箇所は全く目立たない様に修正しましたが最後の最後で激萎えしました。
対策としては手首のボールジョイントを塗装後削るくらいですが、そうすると保持力皆無になるので神任せで押し込むか、削ってプラプラになるかの2択です。
M9の時は運よく割れませんでしたが今回は神に見放されました。

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付属品の紹介を。
銃器と単分子カッターやらいろいろあります。

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中々ボリューミーなのに何故か二本も付いてくるこのキットオリジナルの謎武器「オーテギネ」
同じ色で塗ってもつまらないので濃いグレー+メタリックのものと、グレーの濃淡で塗り分けたものを作ってみました。先端のHEAT弾は金と銀で塗っています。

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クリムゾンエッジ単分子カッター&鞘も何故か二本付いてきます。
クリアランスがキツいのでカッターを塗装した後鞘に嵌めると塗膜が逝きそうな感じでした。
ですので一つは鞘と一体化したものを、もう一つは鞘とカッターを別々にしたものを作りました。

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単分子カッターは刃の部分をマスキングで塗りわけました。
基部の台形のパーツは肉抜き穴があったのでパテで埋めてあります。

後は軽くポーズをとらせましたが、かつて無いほど上手くポーズ付け出来ませんでした。

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色々頑張ってポーズ付けしたんですけどこの写真が一番まともな構え方でした。辛い。

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手首を外せない関係でポーズが単調になってしまいます・・・

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がに股ァー・・・

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走るよ!

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どう構えればいいんだコレ・・・

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ポーズ付け下手糞すぎて反吐が出そうです。

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以上、M9D ファルケでした。
今回はかなり頑張って製作したので達成感が半端なかったです。
M9は直線が主体のデザインだったので気にならなかったんですが、ファルケは直線と曲線が混ざっているので表面処理が結構大変でした。出来るだけ頑張ったんですがちゃんとメリハリが出てると良いんですけど。
あと今回はいつも以上にポーズ付けが上手くいかず死にそうでした。センスの神様降りてきてお願い。あまりにも無残な写真しかないんでそのうち撮り直すかもしれません。
あと手元に残ったIVキットは3つ(アル、レバ、クルツ機)なので、出来れば全部仕上げて早く並べてみたいです


オマケ。

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とりあえず手元にあるM9と並べてみました。
同じようなデザインだと思っていたんですが、こうしてみるとファルケの方が全体的にマッシブになって力強い印象ですね。

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前に作ったハンガーとも組み合わせてみました。

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設定的にMSより小さいアームスレイブですが特に違和感無いですね。
このサイズに合う人形とか有ると楽しいんですけどね。
ハンガーもファルケと同じくらい頑張ったんで見てね↓


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