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新しい塗料を購入したときや、プラモデルを塗装するときは作品に本塗りする前にプラ板や100均のスプーンをテストピースとして塗っている方も多々いるかと思います。しかしテストピースの数が増えてくるにつれ収納する場所がなくなってきて管理が難しくなってくることと思います。
例えばプラ板では切り出しが面倒で、スプーンでは曲面になっているので正確な色味が分かりづらくもどかしい思いをしたこともありましたが、ここでようやく満を持してほぼ全てのモデラーが求め続けていた商品が発売されました。
今回はハイキューパーツより ハイキューカラーチップ ソリッドカラー用とメタリックカラー用をレビューしてみました。
内容物は表紙 1枚 金属製リング1個 カード70枚で(860円税別)になります。

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まずは表紙をめくるとこのようなチップが見られます。リングは簡単に取り外すことが出来ます。
大きさは隣のMrカラーと比べれば分かりやすいと思いますが、手に収まりやすいクレカ大のサイズで70枚重ねても邪魔になりません。
写真はソリッドカラー用ですがメタリックカラー用も同様になります。

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こちらはメタリックカラー用のチップになります。
ソリッドカラーは塗装面が全て白かったのですが、こちらは半分が黒く半分がソリッドカラー用と同じく白くなっています。
メタリックカラーは下地の色味にかなり左右されるので、白と黒の両方が一度に分かるのは大変ありがたいですね。
色の内容を書く部分も十分にあり、日付を書く部分もあるのでかなり細かい情報まで書くことができます。

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写真左側はチップの裏側です。
表側のみ塗装可能らしいので裏面は使う機会は無いと思いますが一応載せときます。

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ソリッドカラー用とメタリックカラー用を一緒に並べてみました。
メタリックカラー用に黒が入っている以外は基本的には同じものです。

それでは実際に塗装したものを見てみます。まずはメタリックから。

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メタリックカラー用のチップにメタリック系の塗料とパール系の塗料を載せてみました。
写真左側はMrカラーのスーパーチタン2です。チップの右側と左側で若干色味が違うのが分かると思います。
写真右側はフィニッシャーズのパールブルーを吹きましたが、これは色の違いが顕著に出ていて分かりやすいと思います。(字が汚いのはスルーする方向で)
パールもメタリックも黒下地の方が反射を活かせるので色味が強く出ます。

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より分かりやすいパールブルーをアップで。
ちゃんと塗装面に同量を吹きかけましたがこれだけ発色に差が出ます。
メタリックカラー用のチップは場合によってはソリッドカラーでも色味の違いを確かめるのに使えそうです。

次はソリッドカラー用のチップを塗ってみました。

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暗い色と明るい色の両方で試してみました。
左からガイアノーツのマイルドオレンジと同じくスノーダークブラウンを使用しています。
書き忘れましたがチップに塗装するときは中央に太目(2cm)のマスキングテープを貼ってから塗っています。

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ソリッドカラー用は塗装面全てが白いので色の確認がハッキリ出来るのがいいですね。これがスプーンだったり面積の小さいプラ板だったりすると少し色味が変わって見えてしまうので、これくらい大きいと実際の塗料のイメージが掴み易いかと思います。

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これは私の例ですが、私はメタリックカラー用を2セット購入し、ほぼ全ての塗料を塗り終えたのでひと纏めにしてみましたが散らかることも無く管理もしやすいので非常に助かっています。

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おそらく120枚くらいあるかと思いますがリングが大きいので2セット分(140枚)くらいなら何とか纏められそうです。
普通の人なら2セット分も買えばソリッドもメタリックも足りると思うので、余ったものは調色した塗料のサンプルに使おうと思います。

とにかく使い勝手が良く一度作ってしまえばずっと使えるので、暇を見つけて一度にチップを塗ってもいいですし、プラモを塗って余った塗料を都度塗ってもいつの間にかチップが溜まっていくと思うので、塗装する方は一セットずつあると便利だと思います。
塗り上げたチップを眺めるのは超楽しいですよ!