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先日エアブラシ用のグリスが必要になったので色々探していたのですが、こんな便利そうな物を見つけたのでつい購入してしまいました。
グリスと洗浄用のブラシがセットで税込み1620円ほどですが、私はアマゾンで1100円ほどで購入できました。

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内容は以下の通りとなっています。
・エアブラシ用クリーニングブラシ 極細
・エアブラシ用クリーニングブラシ 中
・ノズルシール材(赤蓋)
・高濃度グリス(青蓋)
・ノズル用レンチ(タミヤ用)

以上の5点が入っており、そのほか説明書には詳しく清掃の方法が書かれていました。

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こういった具合で丁寧にやり方を書いてあるので、初心者の方でも難しくないと思います。
また、この製品はタミヤ製ですが、私はタミヤ製のエアブラシを持っていないので今回はクレオスのエアブラシ「プロコンBOY PS274 WA」を実際に使用してみました。

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こちらが清掃前のエアブラシです。ノズルキャップが取れているのは気にしないで下さい。
基本的に私は一色吹いたらうがいをして、内部をKM洗浄筆で軽くゆすいでやり、次の色を吹くといったサイクルでやっており、1年に一回くらい全部バラしてオーバーホールしているといった感じです。
今回使用するプロコンBOYはこの記事を書いた時点ではまだ1年ちょっとしか経っていませんので、オーバーホールは1回しか行っていませんでした。
もちろん表面はこまめに拭いているのでそこまで酷く汚い状態ではありませんが内部はどうでしょうか。
まずはノズルを慎重に外していきます。
ここは一度壊しているので本当に慎重に行います。ちなみに付属のレンチは使わずプロコンに付いていたレンチを使用しました。

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幸いノズルには汚れがなかったので、ノズルシール材(赤蓋)をノズルのネジ山に爪楊枝で少しだけ乗せてやります。
ノズルシール材は3g入っているとのことですが、品質が劣化しないなら恐らく一生分、数にすれば数千~万超のノズルに塗ることが出来そうでした。同士がいればシェアして使い合うのも良さそうです。個人では死ぬまでに絶対に使い切れません。
ちなみにこのシール材を塗布すると、ノズルの空気漏れを防いでスムーズな吹きつけが出来るそうです。

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今度はエアブラシ用クリーニングブラシ 極細を使用して内部を洗浄していきます。
まずは先端にツールウォッシュを含ませて、ニードルが通る細い穴をクリーニングします。
軸の中間部分を持ってゆっくり前後に動かしたり回転させたりします。
クリーニングブラシに汚れが付いたら都度キッチンペーパーやキムワイプなどで汚れを落としておきましょう。

クリーニングブラシ中は塗料カップの中や根本を中心に作業していきます。
こちらも先ほどと同様にツールウォッシュをしみこませ、汚れが付いたら都度汚れを落として、エアブラシが綺麗になるまで繰り返します。ブラシだけでは落としづらい場所は綿棒などを使って落とすと効果的です。

最後に可動部やノズルカバーとニードルカバーにグリスアップして、ノズルを慎重にはめ込み(重要)本体を組み上げれば完成となります。

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こちらが組み上がったプロコンBOYです。
外側はもちろん中側も洗浄&グリスアップしたので新品同様の使い心地に戻りました。
肝心の吹き心地ですが、私の場合買って日が浅く元々何の不具合もなかったので劇的に良くなったとは思いませんが、気持ち塗料の出が良くなったかな?と思うくらいには良くなったような気がしました。
それにこういった作業を繰り返していけば道具の寿命が延びるし何より愛着が持てますので、これからも定期的にメンテナンスしていきたいと思いました。